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我が家のニャンズの面白日記と、粘土の猫作品の紹介
コンペイ
2012年08月30日 (木) | 編集 |
今日は愛猫コンペイが、9年前に21歳の天寿を全うして、天国に昇っていった日です。

目も開いていない、へその緒もついたままの頃に拾って育て上げた猫ですが、とても頭が良くて、ユニークな子でした。

コンペイが5歳ぐらいの時のことでしょうか。
ある日買い物から帰ってきて、マンションのドアを開けたとたん、呆然としてしまいました。
部屋中、あらゆるところが真っ白になっていたのです。
一体何が起こったのか、一瞬理解できませんでしたが、よく見ると部屋中にトイレットペーパーとティッシュペーパーがまき散らされているのです。

まるで現代美術のパフォーマンスのように、椅子から棚からあらゆるところにトイレットペーパーが巻き付けられています。
さらに、床の上にはかみちぎったティシュペーパーがまんべんなくまき散らされています。

あまりの光景に立ち尽くしていると、ふすまの陰からコンペイがチラチラこちらを眺めているのに気付きました。
「これ、あんたがやったの・・・」と声をかけると、ダダっと隣の部屋に逃げ込んでいきました。

私が買い物に出ている数時間の間に、今朝換えたばかりのトイレットペーパーを一巻き全てトイレから引っ張り出して、あちこちに巻き付けて回ったようです。
ティシュペーパーは、台所に置いていたものが一箱全てからになっていました。

ようやく気を取り直して片づけましたが、全て片付け終わるのに一時間以上かかりました。
コンペイもさすがにやりすぎたと思ったのか、押し入れの中に隠れて私の様子をうかがっているようでした。

時々ティシュペーパーの箱から紙を引っ張り出していたずらはしていましたが、ここまでやるとは想像もしていませんでした。
よくこれだけ散らかせたものだとその根気に感心してしまって、叱る気力もなくなり、片付いた部屋の中に座り込んで一人で笑ってしまいました。

そっと押し入れから出てきたコンペイが、笑っている私の顔を見上げて、小首をかしげている様子がおかしくて、涙が出るほど笑い転げてしまいました。

夜、帰宅した家族に話すと、「写真を撮っておけばよかったのに」と残念がられました。
あまりびっくりして、写真を写すなどという考えも浮かばなかったのですが、ほんと、惜しいことをしました。
あれは、現代美術家もびっくりの立派なアートでした(=^・^=)

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